最近「パーパス経営」という言葉をよく耳にする。でもこれが何なのか?自社に向いているのか?よくわからない方のために、パーパス経営の適性と状態を診断する方法をご紹介します。
◆ そもそもパーパス経営とは何なのか?
簡単に言うと「事業変革と社会課題の解決を両立する経営」です。(詳細はこちらの記事をご覧ください)
地球がこのままでは持続不可能だ!我々のビジネスも変革しなければならない!という強い責任感のもと、多くの経営者が綺麗事ではなく、本気で「事業を変革しよう」「その変革は社会課題の解決に寄与するものに」と行動を始めています。
以下のYES/NOチャートと説明文を参考に、自社がパーパス経営に向いているのか?どのような状態にあり、どうすればいいのか?を判断してください。
◆ パーパス経営とは相性の悪い企業
「顧客がいるということは、それだけで社会に価値を提供している。社員を雇っているだけでも十分に社会貢献。納税してるんだからもう十分でしょ。社会課題の解決とか興味ない」と考える企業(経営者)は、パーパス経営とは相性が悪いです。そのまま事業を続けて頂ければと思います。
◆ パーパス経営が既に実践できている企業
経営理念という形でパーパスを定義しているかは問いません。既に現在の(主力)事業が「社会課題の解決にインパクトがある」状態であること。さらにその事業は「独自性・優位性が高い=唯一無二の高い価値を社会に提供できている(提供し続けられる)」状態であれば完璧です!そのまま事業を続けてくださるだけで、地球の持続可能性(サステナビリティ)が高まります。
◆ パーパス経営に向けて事業変革が必要な企業
経営理念という形でパーパスを定義しているかは問いません。事業に課題はあるが、事業を変革する拠り所になる「社会課題の解決に言及した経営理念がある」状態であれば、その経営理念に基づいて事業を変革するのみです。方法としては①経営理念に基づかない既存事業は変革する、または廃止する。②経営理念に基づいた新規事業を開発する。この2点を注力してください。
◆ パーパスの策定から必要な企業
「社会課題の解決に言及した経営理念がない」状態であれば、「パーパス」という形で経営理念を定義し、パーパスに基づいて事業変革を進めていきましょう。これまでに国内外問わず、さまざまな業界(IT、製造、広告、小売り、商社、コンサルなど)のパーパスを作ってきましたが「社会課題と無縁」の業界はありません。必ずあなたの会社にも貢献できる社会課題があります。それを一緒に見つけ、解決に向けた一歩を踏み出していきましょう!
押し売りすることは一切いたしません。お客様の課題・悩みをお聞きし、解決策を一緒に考えていきます。(場合によってはパーパスの策定以外の解決策や、その解決策にベストな会社様をご紹介することもあります)